ソマルタ 2013-14年秋冬コレクション - アールデコで表現した、エレガントな結晶花

2013年3月21日(木)、ソマルタ(SOMARTA) が2013-14年秋冬コレクション「結晶花」を発表した。前シーズンにフォーカスしたアールヌーボからの流れを継ぎ、今季はアールデコに着目した理由から、今回のショー会場は池袋の自由学園明日館が選ばれた。
　
「ひとつのコンセプト(結晶花)を色々なテクスチャー、ビーズやジャガード、カッティング、プリントなど、硬質的なマテリアルを表現したかった」と語る、デザイナー廣川玉枝。ミンクなどラグジュアリーな素材から、極細の鋼のように見える金属的な光沢感のチュールなど、テキスタイルを用いた表現も幅広い。プリントには春夏コレクションに続き、KITAJIKO×SOMA DESIGN for SOMARTAとして描き下ろされたイラストレーションが。建築物や宝石をイメージさせる、精密でロマンティックなグラフィックだ。

タイツはアーティスティックなニットグラフィックの透かしのタイツの中にカラーのタイツをレイヤードさせることで、模様がくっきりと印象的に。今季も福助のフェモツィオーネとコラボレーションして作成している。足元にはモトナリオノ2013-14年秋冬コレクションのシューズをコーディネート。
多 面体の展開図のようなパターンを折りたたむことで、宝石のカッティングのような立体感をドレスで表現した。折り紙のような印象を与える表現方法によっ て、日本的な要素をウェアに落とし込んだ。また元来シンメトリーを好むデザイナーだが、今回はドレープやティア―ドによるアシンメトリーなバランスにも挑 戦している。