イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)よりイッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)の新フレグランス「パルファム プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PARFUMS PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」が発表された。日本では2013年1月30日(水)に発売が開始される。
ま ず目に飛び込むのは、ローズとオレンジがミックスされたハッピーな色合いと反射する光の眩しさに、思わず心浮き立つようなボトルデザイン。バッグ「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」の立体と断面が放つ光るから着想を得たボディと、極細プリーツをイメージさせる白い花が抽象的にデザインされたキャップのデザインが、陽 気で喜びに満ちた気分を見事に表現。
実際に嗅ぐと、歓喜の香りとされるナシやリンゴのトップノート、そしてボタンやスイトピーなどフローラルなミドルノートがふわっと広がる。ウッディとバニラのベースノートが、香りに一貫性とまろやかさを加え、魅力的に仕上げている。
調 香師には、若手で勢いのあるオーレリアン・ギシャール(Aurelien Guichard)、イメージフィルムの制作には現代写真家の巨匠ニック・ナイト(Nick Knight)を起用。映像のプロジェクトはイッセイ ミヤケ パルファムが始まって以来初めてのこと。歓喜と幸福を共有する手段として、またイッセイ ミヤケの服作りの歴史にとって密接な存在であるダンスを表現することで、より新フレグランスの存在を決定的なものにした。
開発トップでボーテプレステージインターナショナル イッセイ ミヤケ パルファムの副社長であるナタリー・エルワン カメル(Nathalie Helloin Kamel)に新作香水の開発について聞いた。
「パルファム プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」の誕生のきっかけを教えて下さい。
イッ セイ ミヤケ パルファムの最初の香水「ロードゥ イッセイ」の誕生から20年。歴史を振り返った上でも、イッセイ ミヤケの世界は無限にして壮大なものなので、同じイメージを持続するのではなく、更にイッセイ ミヤケの世界観をフレグランスで表現したいと考えたときに、着目したのが"プリーツ プリーズ"です。
モードの世界でイッセイミヤケの存在 を絶対的にしたのは"プリーツ プリーズ"だと考えています。他のクリエイターと比較したときに何をもってにユニークと言えるのか、そう考えたときにイッセイミヤケの"プリーツ プリーズ"は非常にアイコン的な存在。ファッション界で特別で豊かな存在感を示しています。確実に言えることは、国際レベルの視点で、日本人クリエイター であり"プリーツ プリーズ"の生みの親であるという名声は象徴的です。
こ の新しいパルファムは、タイプやジャンル、スタイルに限定されるというより"スピリット"です。人生の生きる喜びを感じ、誰かと分かち合うことで満足感 を得ることのできる精神性を持った女性像をイメージしています。心地よく幸福感の中に包み込み、幸せを周りと共有できる豊かな女性像であり、そういう香水 なのです。
嗅いだ時に自然と湧き上がる幸福感を感じることができると感想を持ちました。
それがまさに、フルーティでフローラルな香りがなす業です。形で表現するならば、湾曲的で丸いフォルムをイメージして作った香りです。
ニック・ナイトを起用した理由を教えて下さい。
ま ず、三宅一生とニックナイトは互いに深い信頼関係にあります。彼の仕事への意気込み、考え方に信頼と核心がありました。またニック・ナイトは三宅一生の 考える女性らしさ、エレガントであることに深い理解がありますし、クリエイションに尊重の念を持っています。満足で、幸せを感じ、人生を満喫し、常に感謝 する気持ち・・・・・・そういった内面=魅力が官能となって人々を魅了している。そんな女性像を映像によって具現化してくれました。
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